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 お菓子教室訪問 第8回
「エートル・パティス・キュイジーヌ」

 

お菓子やお料理作りの楽しさを教えてくれるお菓子/料理教室訪問ー。
今回はフランス菓子料理研究家の大森由紀子先生が主催するフランス菓子及びフランス家庭惣菜のお教室を紹介します。いずれのコースも作り方の理論的な説明はもちろんのこと、素材の説明、そのお菓子・料理についての由来や現地事情など、それぞれの背景に触れ、文化的にも興味深く受講いただけます。コースは、3つ「ストーリーのあるお菓子」「フランス地方菓子コース」「フランス家庭惣菜コース」です。デモンストレーション形式で授業は進められます。ストーリーのあるお菓子では、伝統菓子や物語のあるお菓子を、その時代背景やストーリーをおいながら作っていくクラス。もちろん基礎的なお菓子作りの技術や道具の使い方、素材の性質やお菓子を構成している各要素について解説します。フランス地方菓子コースについては、長年先生が研究されてきた『フランスの地方に伝わり、人々に愛され続けているお菓子』について紹介します。フランス家庭料理については、実際に訪れた家庭や地方のレストランで出会った料理を、簡単なデザートと一緒にご紹介します。
今回は、中でもフランス菓子の魅力を一番感じられる「フランス地方菓子」クラスを体験してきました。各地方のマカロン、お祭りのお菓子、田舎のママンに習った焼き菓子などなど、毎回3種類、4年間で120種類のお菓子を、地方のお話や歴史をまじえながら教えていただきます。まだ日本では紹介されていないお菓子がほとんどで、お菓子の知識と技術の幅を広げられる充実のコースです。

デモンストレーション タルトモンモランシー

デモンストレーション タルトモンモランシー

 今回のメニューは、松の実のクロワッサン、栗粉のビスキュイ、モンモランシーの3品です。
 まずは、栗粉のビスキュイから。フランスのコルシカ島は栗の名産地。ゆったりとした自然に囲まれ、フランス人の避暑地としても隠れたブームになっているようです。バカンスの時期には、フランスの有名パティシエにばったり出会うこともあるとか。名産の栗の粉を使い、しっとりと焼き上げたケーキです。付け合わせには、バターと蜂蜜とオレンジのコンフィー(もちろん手作り)のソースを添えていただきました。
 2品目は、松の実のクロワッサン。小麦粉とアーモンドプードル、お砂糖を卵白でつなぎ合わせて松の実を混ぜ合わせて焼くだけの簡単な焼き菓子。パンのクロワッサンのように月の形に形作るのかかわいらしさのポイント。ほんとうに簡単に作れてびっくり。味わいは、アーモンドのコクと、松の実の食感がなんとも言えない素朴な美味しさでした。お客様が来たときに、ちょっとめずらしいこんな焼き菓子を出せたら素敵だなって思いました。
 最後は、モンモランシー。モンモランシーとは、パリ近郊にある森の名前だそうです。この森にはさくらんぼが実り、名産だったようです。今ではこの森のさくらんぼはとても稀少のようですが、お菓子にはその名前がしっかり残っているなんて。その事を知っただけでお菓子通に一歩近づいた感じがしました。
 お菓子は、さっくり空焼きしたタルト生地に、グリオットチェリーをちらします(ここにも美味しさの一工夫!味に深みを出すように、先生手作りのお酒に漬けたさくらんぼをブレンド)。しっかり泡立てた卵白に粉とチョコレートをさっくりあわせ流し込み焼き上げます。先生お得意のさくさくのタルトとチェリー、チョコレートが味のアクセントとなり、軽い美味しさの素朴なタルトでした。アシスタントの万里さんと先生のフランス旅行エピソードなどのお話もとても楽しく、フランスを満喫できるレッスン風景でした。

松の実のクロワッサン完成

松の実のクロワッサン完成

栗粉のビスキュイ焼き上がり 栗粉のビスキュイソースを添えて完成
栗粉のビスキュイ焼き上がり 栗粉のビスキュイソースを添えて完成
モンモランシー粉糖をかけて完成 カット面にはチェリーとチョコレートがたくさん
モンモランシー粉糖をかけて完成 カット面にはチェリーとチョコレ−トがたくさん

大森先生のプロフィール

大森先生のプロフィール

フランス菓子・料理研究家。

お菓子とフランス惣菜の教室を主宰。

フランスの魅力がいっぱいつまった地方の伝統菓子や料理に魅せられ、 その文化的背景とともにTV、雑誌、書籍をとおして紹介している。
毎年フランス地方をめぐるツアーも企画。リッツ エスコフィエ日本日本窓口もつとめる。 いっぽう、常に進化するパリのお菓子屋さんもまめにチェック。
昨年、ガレット・デ・ロワクラブの理事を務めることになり、ガレット・デ・ロワやフランス伝統菓子の普及にも尽くしている。

著書は、『フランスふだんのおそうざい』『私のフランス地方菓子』(ともに柴田書店刊)など多数。
「エートル・パティス・キュイジーヌ」の紹介
住所 東京都目黒区中町2-41-14
最寄り駅 東急東横線祐天寺下車 10分
お教室問い合わせ (有)エートル 市川万里まで
TEL 090−6944−8737(21:00まで)
FAX 0466−36−7629 (21:00まで)
e-mail  mari0823@aol.com
ホームページ http://yukiko.omori.online.fr/index2.html
レッスン内容
ストーリーのあるお菓子コース
20回制(約2年で終了)
月1回(土曜11:30〜 または日曜11:30〜)
1回2品7,500円
地方菓子コース
40回制(約4年で終了)
月1回(土曜11:30〜 または日曜11:30〜)
1回3品8,500円
フランス家庭惣菜コース
月1回(土曜11:30〜 または日曜11:30〜)
1回3品(前菜・メイン・デザート)9,500円
詳しくはホームページやお電話にてお問い合わせください

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