メールマガジン登録 ご意見・ご感想 c-d.cとは?
メールマガジンmenu
メールマガジンTOP
今月のメールマガジン
全国書店で好評発売中
クリムとドリムのお菓子を巡る冒険
「お菓子を巡る冒険」
フルーゼハウン パティシエ募集中
詳細はこちら
参加応募受付中
プロの技術が学べる
11/12「洋菓子講習会」
参加応募受付中
プロに教わる
「基本のお菓子講習会」
新企画
「世界のフェスティバル&スイーツ」
c-d.cショッピング
ドリームズレシピ
カリフォルニア通信
メールマガジン
フルーゼハウン
キッチンスタジオ
料理教室
旬を楽しむレシピ
トップページ
サイトマップ
スプラッシュページ
SSL対応について
今月のメールマガジン
★☆★━━━━━ 2004年11月のクリーミーレポート ━━━━★☆★

--------------------
韓流スイーツを探る!
--------------------

 今年の流行語大賞にノミネートされること確実!とされているのが、「冬
ソナ」であり、「ヨン様」。そう、今年は韓国ドラマの人気が吹き荒れた一
年でした。人気はいまも高く、ヨン様に続く人気俳優も多数出現しています
 そこで、今回はお隣の国、韓国に注目し、韓流スイーツのあれこれを紹介
します。ヨン様もきっとここで取り上げるお菓子を口にしているかも?

●○● お餅を使ったお菓子 ●○●
 韓国のお菓子と聞いてあなたは何を思い浮かべますか? 「キムチや冷麺
などの料理だったら浮かぶけど、お菓子はちょっと…」という答えが多いの
では?お隣の国なのに、なぜか韓国のお菓子は日本人にはあまり馴染みがな
いのが実情のようです。
 韓国にも日本同様、西洋伝来のケーキは多数ありますが、伝統菓子の世界
では、お餅(トック)を使ったタイプが圧倒的。ただし、お餅といっても日
本のそれとは異なり、あまり伸びないタイプです。韓国料理店にはトッポッ
キというトックを甘辛く炒めた料理をメニューに加えているところがありま
すが、このトッポッキに使われているトックに、クルミやナッツ類を加えて
食感を増すのが韓流なのです。
 代表的なものをいくつか挙げてみましょう。まず薬食(ヤッシッ)。蜂蜜
に干した米、蒸したもち米を混ぜて、醤油で味付けした粘り気のあるお菓子
です。醤油は使っていますが味は甘めで、「甘いおこわ」といったカンジで
しょうか。
 お嫁に行くときの必須料理とされているのが、松餅(ソンビョン)です。
米粉に豆や胡麻、栗で出来た餡を入れて、松の葉に敷いて蒸したお菓子で、
韓国では「このお菓子がうまく作れる花嫁は可愛い女の子に恵まれる」と言
われるのだとか。
 お餅と相性の良いきな粉や小豆を使ったお菓子もあります。お餅にきな粉を
まぶしたのがインジョルミです。もち米粉と小豆を交互に重ねて蒸し上げ
たのはパッシルトッ。韓国では、引越祝いや開店祝いなど、おめでたいイベ
ント時にパッシルトッを近所に配る風習が残っています。商売繁盛の象徴的
なお菓子なのです。
 このほかにもお餅を使ったお菓子はたくさん。韓流スイーツはお餅の思わ
ぬ料理法を教えてくれます。来年のお正月には韓流にお餅をアレンジしてみ
てはいかがでしょう。


●○● かき混ぜて食べる韓流かき氷 ●○●
 ちょっと季節はずれではありますが、ぜひとも体験していただきたいのが
パッピンス。パッとは小豆のこと、ピンスとはかき氷。角切りの果物と小豆
、お餅などさまざまな具がたくさん入ったかき氷に練乳をかけ、中央にソフ
トクリームを絞り出した豪華なデザートです。
 面白いのが、ソフトクリームも含めて具をしっかりと混ぜて食べること。
まるでビビンバのような食事スタイルなんですね。見ていると、韓国の人た
ちはせっかくの出来上がりがもったいなとは思わずに、大胆に混ぜること、
混ぜること! 潔く、気持ちが良いほどぐちゃぐちゃに混ぜてから食べるの
が一般的のようです。
 味はといえば、ソフトクリームがかき氷にすっかりなじんで、実に美味し
いデザートでした。お店によっては、抹茶を入れた抹茶ピンス、ココナッツ
入りのココナッツピンス、チェリー入りのチェリーピンスのほか、小豆や練
乳を入れずにフルーツの味だけを効かせたタイプや、3,4人で食べる大型
のパッピンスもあり、バリエーションはどんどん広がりつつあるようです。
 暑い夏に最適のデザートですが、お店によっては1年中提供しているとこ
ろもあります。それだけ人気が高いのでしょう。こたつに入って、ぬくぬく
と暖かい部屋の中で、ソフトクリームの入ったかき氷を食べるのもなかなか
おつなものかもしれません。


●○● 蜜の糸と香ばしい具のハーモニー ●○●
 以前、銀座のプランタンの地下1階で販売していたクルタレというお菓子
も、韓流スイーツの魅力を教えてくれる一品です。
 クルタレとは龍のひげを意味する韓国語。蜂蜜と麦芽の粉を混ぜて熟成さ
せた後、とうもろこしの粉をまぶしながら、1万本以上にもおよぶ龍のひげ
のような細くて長い糸に仕上げ、中に具を詰めたお菓子です。
 このプロセスが実に圧巻なのですが、手打ちラーメンの店で職人さんが見
る見るうちに生地を細長い麺に伸ばしていくあの工程とまったく同じ。熟練
した職人さんの腕が、クルタレの出来を左右するようです。
 長い蜜の糸の中に入れる具は、 松の実、クルミ、アーモンド、ピーナッ
ツ、黒ゴマ、きな粉の6種類。香ばしい具を繊細な糸にからめたら出来上が
り。見ている時には「ものすごく甘そう」という印象を持ちましたが、食べ
るとびっくり。外側の細い糸は甘さ控えめで、香ばしい具とよく合います。
 ちなみに、ソウルの中でももっとも韓国らしい町とされる仁寺洞(インサ
ドン)にクルタレのお店があるとか。ソウルに足を運んでもう一度食べてみ
たいーそう思わせるほど魅力的なお菓子です。
 このクルタレは、昔の韓国の王様が食べたお菓子の一つ。韓国にはそうし
たロイヤルスイーツがたくさん生き続けています。NHKがいま衛星放送で
放映中の「宮廷女官 チャングムの誓い」の主人公チャングムは、宮廷料理
人の頂点を目指すという役所。劇中にはたくさんの宮廷料理が登場しますか
ら、いまに生きる韓国菓子もいくつか登場するのではないでしょうか。
文責:三田村蕗子

■□■□■□■□ クリ−ミーレポート by nakazawa □■□■□■□■

●バックナンバー

・2008/09号
お米の粉を使ったお菓子
・2008/08号
和洋折衷 夏のスイーツ
・2008/07号
アジアンスイーツ最前線
・2008/06号
可愛いのがステキ!プティケーキを堪能しよう
・2008/05号
衰えないロールケーキ、その魅力を探る
・2008/04号
野菜スイーツ最前線
・2008/03号
生姜スイーツで元気になる!
・2008/02号
お酒とチョコレートのクールな関係
・2008/01号
「冬の風物詩、ゆずを食べよう」
・2007/12号
「東京みやげは何にする?」
・2007/11号
「カラフルなエクレアを食べ尽くそう」
・2007/10号
「キャラメルに夢中!」
・2007/09号
「進化するおやつ菓子」
・2007/08号
「夏にピッタリ 枝豆スイーツ」
・2007/07号
「マンゴーパライダイス」
・2007/06号
「復活!バームクーヘン」
・2007/05号
「季節を彩るお花のお菓子」
・2007/04号
「春の和菓子、うぐいす餅&わらび餅」
・2007/03号
「マシュマロワールド」
・2007/02号
「自分へのごほうびに思い切って高級チョコ&新顔ブランド」
・2007/01号
「変貌する大福」
・2006/12号
「2006年クリスマスケーキ最前線」
・2006/11号
「おいしさを包んだお菓子」
・2006/10号
「人気のフルーツビネガーの世界」
・2006/09号
「ヨーグルトの人気の歴史とバリエーション」
・2006/08号
「夏にぴったり、梅のお菓子の魅力に迫る!」
・2006/07号
「進化するプリン」
・2006/06号
「懐かしのお菓子、ラスクの人気を探る」
・2006/05号
「マンゴースイーツの魅力」
・2006/04号
「イチゴのお菓子、百花繚乱」
・2006/03号
「さくらのお菓子」
・2006/02号
「ユニークチョコいろいろ」
・2006/01号
「老舗和菓子店の逆襲」
・2005/12号
「イギリスのクリスマス風景」
・2005/11号
「ブーランジェリー(ベーカリー)のスイーツ」
・2005/10号
「きなこのケーキ、大活躍」
・2005/09号
「野菜のスイーツ最先端」
・2005/08号
「お菓子と「お酢」の意外な相性」
・2005/07号
「ソフトクリームの成り立ち」
・2005/06号
「コンフィチュールの世界」
・2005/05号
「ベーグルとドーナツの世界に迫る」
・2005/04号
「キャラメルの人気を探る」
・2005/03号
「パイの歴史を探る」
・2005/02号
「世界のチョコレート都市」
・2005/01号
「ドイツ菓子の魅力」
・2004/12号
「地域特産品を使ったお菓子」
・2004/11号
「韓流スイーツを探る!」
・2004/10号
「雑穀のお菓子」
・2004/09号
「タルトの謎」
・2004/08号
「偉人に愛されたお菓子」
・2004/07号
「お菓子とスパイスの密接な関係」
・2004/06号
「お菓子に使うお酒探訪」
・2004/05号
「シュークリームの歴史といま」
・2004/04号
「はちみつを使用したお菓子」
・2004/03号
「異色の材料を使ったお菓子」
・2004/02号
「チーズケーキ、その奥深き世界」
・2004/01号
「和と洋が融合したお菓子」
・2003/12号
「クリスマスの食卓が登場する映画」
・2003/11号
「ホットチョコレートの楽しみ」
・2003/10号
「トルコのお菓子を食べてみよう!」
・2003/09号
「人気急上昇中、マカロンに迫る!」
・2003/08号
「プリンの変遷」
・2003/07号
「夏こそ熱いデザートを食べよう!」
・2003/06号
「豆腐デザートの人気を探る!」
・2003/05号
「初夏のフルーツとお菓子の甘い関係」
・2003/04号
「ケーキの色を考察する」
・2003/03号
「お花見とお菓子」
・2003/02号
「恋愛小説に登場するお菓子」
・2003/01号
「チョコレート大国ベルギーのヒミツ」
・2002/12号
「クリスマスケーキの変遷」
・2002/11号
「映画に見る印象的なお菓子のシーン」
・2002/10号
「黄色いモンブランから茶色のモンブランへ」