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cream-dreams.com_クリーミーマガジン_2003/12号
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クリスマスの食卓が登場する映画
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町を歩けば目にするのは美しいイルミネーションが施されたクリスマスツ
リー、耳にするのはクリスマスソングの音色―。いよいよクリスマスの月、
12月に突入しました。今回は、この時期にふさわしい映画を紹介しましょう。
いずれもクリスマスのシーンが登場し、ストーリーの上で重要な役どころを
果たしています。ハッピーエンドがうれしい愛の名作でクリスマス気分を
いっそう盛り上げてくださいね。
●○● 焼きリンゴが並ぶクリスマスの食卓「若草物語」 ●○●
クリスマスの食卓が登場する映画として私が最初に思い出すのが、「若草
物語」(Little Women)です。ハリウッドではルイザ・メイ・オルコットの
原作を何度も映画化していますが、今回取り上げるのはもっとも新しいリメ
イク版である1994年版。主役のジョー役はウィノナ・ライダー。その時輝い
ている女優が主人公のジョー役に起用されるのはハリウッドのお約束とか。
まさにこの時、ウィノナは光輝いていました。
オープニングシーンは、一面雪景色に包まれたクリスマスイブの朝。マー
チ家の4姉妹の母親(スーザン・サランドン)が、貧しい人たちのための施
設「希望の家」の炊き出しから帰宅するところからから物語が始まります。
父親が出征中のマーチ家。主が不在な上に、戦争で物資が不足し、貧しい
生活を強いられていますが、翌日のクリスマスの朝の食卓だけは別でした。
食卓にはズラリとごちそうが並んでいたのです。
そのごちそうとは何なのでしょう。詳しくて見ていくと、まず大きなパン、
バター、ソーセージのソテーとプラムを真ん中に詰めた焼きリンゴ。そして
オレンジ。料理を見て、思わず4姉妹はみな驚きの声をあげるのです。とり
わけ、バターにはみな大きく反応します。バターはこの時代は本当に貴重品
だったことがわかります。
しかし、慈悲深い母親がこの朝も子沢山の貧しいハメル家に手伝いに入っ
ていること、その家では食べるものに事欠いていることを知った4姉妹は、
せっかくのごちそうを諦めて、雪の中、ハメル家に持っていくのです。
映画の中では美味しそうな焼きリンゴが印象的でした。アメリカでは伝統
的にクリスマスによく焼きリンゴを作るのだとか。焼きリンゴは、オーブン
さえあれば実に簡単に作れるお菓子です。材料も、リンゴ、バター、グラニ
ュー糖、シナモン、ラム酒と手に入りやすいものばかり。生クリームをホイ
ップして飾るとより一層美味しさが増し、見た目もぐんとゴージャスになり
ます。
●○● エッグノッグで家族の優しさに触れる
「あなたが寝てる間に…」 ●○●
アメリカのクリスマスの定番ドリンクが登場するのが、サンドラ・ブロッ
ク主演の映画「あなたが寝てる間に…」(While You Were Sleeping )でした。
こちらの舞台はシカゴ。駅の改札係として働くルーシーは、密かに思いを
寄せているピーターが線路に落ちるのを目撃し、危機一髪で助けあげます。
しかし、ピーターは落ちたショックからか意識を失ったまま。「あなたは私
の婚約者なのに…」と思わずルーシーが病院で願望を口に出したことから、
誤解が生じ、ルーシーはピーターのキャラハン家に家族として迎えられるの
です。
しかし、ルーシーはいつの間にか、ピーターの弟のジャックが気になり始め
て、そして―。ルーシーの恋の行方が気になるのと同時に、印象的だったの
がフレンドリーで愛情あふれるキャラハン一家の描写でした。
クリスマスイブの晩にキャラハン宅に招待されたルーシーに、まず最初に
ピーターのお母さんが出したのがエッグノッグです。ミルク、卵、生クリーム、
ブランデー、ナツメグ、ラム酒を使って作るこのエッグノッグは、クリスマス
イブにはなくてはならないコールドドリンクです。
外でクリスマスイブを過ごすことが多い日本人とは違って、欧米では家族
と一緒に過ごすのが当たり前。自宅に招かれ、「エッグノッグを召し上がれ」
と優しく迎えられたルーシーは、父親を病気で亡くして天涯孤独の身。
だからこそ、このキャラハン一家の優しさに包まれて、「婚約者という話は
ウソだった」と言い出しにくくなってしまうのです。
いつ彼女のウソがばれるのか、ジャックとの恋はどうなるのか。まだご覧
になっていないという方はこの機会にぜひ一度。見終わった後、心が温かく
なることは確実。佳作「クールランニング」で見せたジョン・タートルトー
ブ 監督の優しい演出が光る作品です。
●○● イブに始まりバレンタインデーでハッピーエンド、
「めぐり逢えたら」 ●○●
クリスマスイブの夜に始まり、バレンタインデーに終わる、というラブス
トーリーにぴったりの設定が、メグ・ライアンとトム・ハンクス主演の
「めぐり逢えたら」(Sleepless in Seattle)。ボルチモアの新聞社につと
めるアニー(メグ・ライアン)は婚約者を連れて、自分の家族とともに
クリスマスイブを過ごします。
そこで登場する料理は、ポテト、ベークドハム(おそらく)、パン、キュ
ウリのサラダ、ワインなどなど。お料理よりも、ゴージャスに花をあしらっ
たいかにもクリスマスの夕べといった食卓のアレンジメントはみものでしょう。
アレルギー持ちの婚約者にはこれといった不満はないけれど、ラジオで聴
いたシアトル在住の男性・サム(トム・ハンクス)の声に強く惹かれたアニ
ー。そして、彼に手紙を書いて、シアトルまで会いに出かけるのですが…。
「運命のマジック」というキーワードがちりばめられたなんともロマンチ
ックな映画でした。サムの子どもがキューピッド役となり、バレンタインデ
ーの夜のNYのエンパイアステートビルで二人がようやくめぐり逢うラスト
シーンは、女性なら誰でもじーんと来るに違いありません。
映画の食卓やテーブルコーディネートを参考に、2003年のクリスマスを
演出してみませんか。
文責:三田村蕗子
■□■□■□■□ クリ−ミーレポート by nakazawa □■□■□■□■
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