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今月のメールマガジン
cream-dreams.com_クリーミーマガジン_2003/7号

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夏こそ熱いデザートを食べよう!
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蒸し暑い夏の日には、ひんやり、さっぱりとしたデザートが食べたくなるも
の。でも、1年中暑い毎日が続く東南アジアの国では、あつあつのデザート
がよく食べられていることをご存じですか。暑い夏に熱いデザート。
この一見ミスマッチな組み合わせは実は相性が良いものなのです。

焼き肉やバーベキューを食べて、夏バテで防ぐように、今年の夏はデザート
も「熱さ」で決めてみませんか。

●○● なぜ暑い国に熱いデザートがあるの? ●○●

タイ、ラオス、ベトナム、マレーシア、インドネシア、シンガポール、南イ
ンドなど、1年を通して暑い毎日が続く国に旅行に行ってびっくりしたのが、
熱いデザートの存在でした。しかも、冷房の効いた室内ではなく、炎天下
の屋台でも皆、熱いデザートを美味しそうに食べているのです。「さらに
汗が出るのになぜ?」。こう思いながらも、地元の人にまじって食べてみると、
実においしい。砂糖を多用した強烈な甘さが逆に、蒸し暑い気候と合って
元気が出る―そんな印象を受けました。

暑い国で熱いデザートが作られる理由として考えられるのが、衛生問題で
す。気温が高いと食べ物はどうしても腐りやすい。昔は十分な冷蔵機能がな
く、熱を通すことによって安全性を追求したその結果が熱いデザートなの
でしょう。

水の問題もあります。飲料水が当たり前のように普及している日本と違って、
「生水厳禁」がこれらの国のルール。もっとも、日本が例外的な国なのですが。
そのため水や氷をそのまま使ったデザートよりも、熱を通したデザートが多
いようです。

しかし、冷蔵庫が普及した今でも、熱いデザートは依然として人気があり
ます。それは、「熱いデザートがおいしいから」というシンプルな理由に
よるものではないでしょうか。知り合いのタイ人(私が通っているタイ語学
校の先生)に言わせると、「アイスクリームやかき氷も食べるけど、熱い
デザートは種類が豊富。夏だって熱いデザートを食べたっていいじゃない。
甘くて熱々のデザートを食べれば、なんだか元気も出るし、何より美味しい
んだから」とのこと。

そう、外が暑いからといって、熱いデザートを敬遠するのはもったいない。
夏だからこそ、熱々のデザートをふうふう食べて、自分にカツを入れ、美味
しさを堪能してみるのも一興です。

●○● ココナッツミルクを使ったお汁粉 ●○●

熱いデザートにはどんなものがあるのでしょう。

東南アジア各国のデザートには共通点が多く、名前こそ違いますが、似たよ
うなデザートがたくさんあります。 

その中の一つが、ココナッツミルクと小豆のお汁粉です。この2つの相性は
抜群で、東南アジアの国では具として野菜を使うことが多いようです。よく
使用されるのは、かぼちゃやさつまいもなど。野菜の黄色い色と白みがかっ
た小豆色がよく映えて、見た目にも可愛い一品です。

一番簡単な作り方は、水に砂糖と塩少々、具を鍋に入れて、野菜が柔らかく
なるまで煮込んでから、ココナッツミルク(缶でもパウダータイプでもどち
らでも)を入れて火を通す方法です。このデザートのうれしいところは、
冷やして食べてもおいしい点ではないでしょうか。たくさん作って、まずは
熱々をいただき、残りは冷蔵庫にストックしておくと、楽しみが広がります。
小豆を抜いても、タピオカやココナッツの実を入れても、あるいはレンズ豆
や白玉団子を入れてもOK。カンボジアには、「バンチュヌア」といって、
レンズ豆を煮て柔らかくし、小さく丸めた団子を白玉団子の中に包み、温か
いココナツミルクをかけて食べるデザートがあります。これは二層のお団子
の美しさと歯ごたえが絶品。熱いココナッツミルクの包容力に感心します。

●○● 熱々のとろーりバナナの美味しさ ●○●

熱々のバナナデザートも、暑さが厳しい国で人気のデザートです。バナナを
春巻きの皮に包んで揚げたタイプ、粉をまぶして揚げるタイプの2つに分か
れますが、どちらも低温でじっくりと揚げるのが秘訣のようです。

春巻きの皮に包む「揚げバナナ」は、バナナといっしょにナッツやパイナッ
プルを入れたり、あんずジャムをはさんだりと、バリエーションが豊富。
マレーシアで食べた「ピサンゴレン」は、シンプルにシナモンがかかってい
ただけでしたが、中がとろり、外はぱりぱりで実におつな味でした。

ちなみに、料理研究家の友人に聞いたところ、冷凍バナナを使っても、中が
シャーベット状になって、外側と内側の温冷のギャップが楽しめるのだそう
です。

粉をまぶして揚げるタイプの「揚げバナナ」は、衣としてココナッツパウダー
と上新粉を使います。衣が違うだけで、つまりはバナナの天ぷらですね。
実際に、市販の天ぷら粉を使ってもあまり遜色なく出来上がりました。仕上
げにレモンを絞ったり粉砂糖をまぶすと、より本格的な味に近づきます。

最後に、シンガポールのピーナツ餅を紹介しましょう。小さめにカットした
熱々のお餅をシナモン、ピーナッツ、砂糖にまぶして食べるシンプルデザー
トですが、手間は簡単でも味は上級。シンガポールの熱い夏に、このお餅を
美味しそうにほおばっていた人たちの光栄が忘れられません。

暑い国には、冷たいデザートもたくさんあります。かき氷やみつ豆風デザー
トも多彩に揃っています。でも、みんなそればかりを食べているのではなく、
熱いデザート、冷たいデザートをうまく使い分けているようです。

冷たいデザートを食べ過ぎるとお腹をこわしやすくなるがち。今年の夏は、
ココナッツミルクやバナナを使った熱いデザートで夏を乗り切ってみませ
んか。

ココナッツパウダーと上新粉を 衣にした揚げバナナ。
中がとろり と出来上がる。バナナは固めの ものを使うのがコツ。
cream-dreams.com_クリーミーマガジン_2003/7号

★☆★━━━━━ 今月のクリーミーレポート ━━━━★☆★
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夏こそ熱いデザートを食べよう!
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蒸し暑い夏の日には、ひんやり、さっぱりとしたデザートが食べたくなるも
の。でも、1年中暑い毎日が続く東南アジアの国では、あつあつのデザート
がよく食べられていることをご存じですか。暑い夏に熱いデザート。
この一見ミスマッチな組み合わせは実は相性が良いものなのです。

焼き肉やバーベキューを食べて、夏バテで防ぐように、今年の夏はデザート
も「熱さ」で決めてみませんか。

●○● なぜ暑い国に熱いデザートがあるの? ●○●

タイ、ラオス、ベトナム、マレーシア、インドネシア、シンガポール、南イ
ンドなど、1年を通して暑い毎日が続く国に旅行に行ってびっくりしたのが、
熱いデザートの存在でした。しかも、冷房の効いた室内ではなく、炎天下
の屋台でも皆、熱いデザートを美味しそうに食べているのです。「さらに
汗が出るのになぜ?」。こう思いながらも、地元の人にまじって食べてみると、
実においしい。砂糖を多用した強烈な甘さが逆に、蒸し暑い気候と合って
元気が出る―そんな印象を受けました。

暑い国で熱いデザートが作られる理由として考えられるのが、衛生問題で
す。気温が高いと食べ物はどうしても腐りやすい。昔は十分な冷蔵機能がな
く、熱を通すことによって安全性を追求したその結果が熱いデザートなの
でしょう。

水の問題もあります。飲料水が当たり前のように普及している日本と違って、
「生水厳禁」がこれらの国のルール。もっとも、日本が例外的な国なのですが。
そのため水や氷をそのまま使ったデザートよりも、熱を通したデザートが多
いようです。

しかし、冷蔵庫が普及した今でも、熱いデザートは依然として人気があり
ます。それは、「熱いデザートがおいしいから」というシンプルな理由に
よるものではないでしょうか。知り合いのタイ人(私が通っているタイ語学
校の先生)に言わせると、「アイスクリームやかき氷も食べるけど、熱い
デザートは種類が豊富。夏だって熱いデザートを食べたっていいじゃない。
甘くて熱々のデザートを食べれば、なんだか元気も出るし、何より美味しい
んだから」とのこと。

そう、外が暑いからといって、熱いデザートを敬遠するのはもったいない。
夏だからこそ、熱々のデザートをふうふう食べて、自分にカツを入れ、美味
しさを堪能してみるのも一興です。

●○● ココナッツミルクを使ったお汁粉 ●○●

熱いデザートにはどんなものがあるのでしょう。

東南アジア各国のデザートには共通点が多く、名前こそ違いますが、似たよ
うなデザートがたくさんあります。 

その中の一つが、ココナッツミルクと小豆のお汁粉です。この2つの相性は
抜群で、東南アジアの国では具として野菜を使うことが多いようです。よく
使用されるのは、かぼちゃやさつまいもなど。野菜の黄色い色と白みがかっ
た小豆色がよく映えて、見た目にも可愛い一品です。

一番簡単な作り方は、水に砂糖と塩少々、具を鍋に入れて、野菜が柔らかく
なるまで煮込んでから、ココナッツミルク(缶でもパウダータイプでもどち
らでも)を入れて火を通す方法です。このデザートのうれしいところは、
冷やして食べてもおいしい点ではないでしょうか。たくさん作って、まずは
熱々をいただき、残りは冷蔵庫にストックしておくと、楽しみが広がります。
小豆を抜いても、タピオカやココナッツの実を入れても、あるいはレンズ豆
や白玉団子を入れてもOK。カンボジアには、「バンチュヌア」といって、
レンズ豆を煮て柔らかくし、小さく丸めた団子を白玉団子の中に包み、温か
いココナツミルクをかけて食べるデザートがあります。これは二層のお団子
の美しさと歯ごたえが絶品。熱いココナッツミルクの包容力に感心します。

●○● 熱々のとろーりバナナの美味しさ ●○●

熱々のバナナデザートも、暑さが厳しい国で人気のデザートです。バナナを
春巻きの皮に包んで揚げたタイプ、粉をまぶして揚げるタイプの2つに分か
れますが、どちらも低温でじっくりと揚げるのが秘訣のようです。

春巻きの皮に包む「揚げバナナ」は、バナナといっしょにナッツやパイナッ
プルを入れたり、あんずジャムをはさんだりと、バリエーションが豊富。
マレーシアで食べた「ピサンゴレン」は、シンプルにシナモンがかかってい
ただけでしたが、中がとろり、外はぱりぱりで実におつな味でした。

ちなみに、料理研究家の友人に聞いたところ、冷凍バナナを使っても、中が
シャーベット状になって、外側と内側の温冷のギャップが楽しめるのだそう
です。

粉をまぶして揚げるタイプの「揚げバナナ」は、衣としてココナッツパウダー
と上新粉を使います。衣が違うだけで、つまりはバナナの天ぷらですね。
実際に、市販の天ぷら粉を使ってもあまり遜色なく出来上がりました。仕上
げにレモンを絞ったり粉砂糖をまぶすと、より本格的な味に近づきます。

最後に、シンガポールのピーナツ餅を紹介しましょう。小さめにカットした
熱々のお餅をシナモン、ピーナッツ、砂糖にまぶして食べるシンプルデザー
トですが、手間は簡単でも味は上級。シンガポールの熱い夏に、このお餅を
美味しそうにほおばっていた人たちの光栄が忘れられません。

暑い国には、冷たいデザートもたくさんあります。かき氷やみつ豆風デザー
トも多彩に揃っています。でも、みんなそればかりを食べているのではなく、
熱いデザート、冷たいデザートをうまく使い分けているようです。

冷たいデザートを食べ過ぎるとお腹をこわしやすくなるがち。今年の夏は、
ココナッツミルクやバナナを使った熱いデザートで夏を乗り切ってみませ
んか。

ココナッツパウダーと上新粉を 衣にした揚げバナナ。
中がとろり と出来上がる。バナナは固めの ものを使うのがコツ。
文責:三田村蕗子

■□■□■□■□ クリ−ミーレポート by nakazawa □■□■□■□■

●バックナンバー

・2008/09号
お米の粉を使ったお菓子
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・2008/07号
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・2008/06号
可愛いのがステキ!プティケーキを堪能しよう
・2008/05号
衰えないロールケーキ、その魅力を探る
・2008/04号
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・2008/03号
生姜スイーツで元気になる!
・2008/02号
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・2007/12号
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