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★☆★━━━━━ 2003年1月のクリーミーレポート ━━━━★☆★
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チョコレート大国ベルギーのヒミツ
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クリスマスケーキで盛り上がった町のお菓子屋さんのショーウィンドウは、
年が明けると、バレンタイン商戦に向けて一斉に衣替えを始めます。義理
チョコの数は以前と比べると少なくなったようですが、その分本命チョコに
力を入れる、という女性も少なくないのではないでしょうか。今回は、本命
チョコの有力候補の一つであるベルギーのチョコレートについてご紹介しま
しょう。
●○● ベルギーをチョコレート大国にした独創的なアイデア ●○●
ベルギーといえばチョコレート。いまや、こんなイメージがすっかり定着
していますが、本当にベルギーはチョコレート大国なのでしょうか。
ヨーロッパチョコレートが伝わったのは16世紀。といっても当時チョコレ
ートといえば食べ物ではなく、飲み物でした。固形のチョコレートが作られ
るようになったのは19世紀に入ってから。スイスのルドルフ・リントが作っ
たフォンダンショコラが最初の固形チョコ。その後、英国のキャドバリー社、
スイスのM・ダニエル・ピーター、米国のハーシーなどの手により「食べ
るチョコ」のバリエーションが増え、ヨーロッパ中に広がっていきます。
ベルギーのチョコが有名になるのはもっと後です。1857年にブリュッセル
に創業したノイハウス(
http://www.neuhaus.co.jp/
)の三代目に当たる
ジャン・ノイハウスが1912年に世界で初めてプラリネを作り出します。
お菓子好きの方ならよくご存じの、ナッツクリームなどをとじ込めたこの
一口チョコは、多くの人を魅了し、ベルギーチョコの名を高めていきます。
ノイハウスに続いて革新的な試みを打ち出したのは、
ゴディバ(
http://www.godiva.be/
)とレオニダス(
http://www.leonidas.be/
)です。
1926年創業のゴディバは、季節や折々の出来事をテーマに、創造性に富んだ
粒チョコレートを発表し、ショーウィンドウを美しく飾り、チョコレートを
高級ギフトに高めました。1913年に創業したレオニダスは、客が自由に商品
を選べるようなディスプレイを取り入れ、一般大衆にも手が届きやすい
チョコレートを作り、たくさんのお店を出店しました。チョコレートを多く
の人に広めた貢献者といえるでしょう。
こうして、20世紀半ばにはベルギーのチョコレートはヨーロッパ中で有名
になり、チョコレート大国の道を歩み始めたのです。現在、ベルギーの人が
1年間に食べるチョコレートの量は約100キロ。大粒チョコに換算して約600
個。一方、日本は1人約1.5キロ。ベルギーのチョコ大国ぶりを示す数字で
すね。
●○● ベルギー王室御用達のチョコレート ●○●
日本にゴディバが登場したのは1972年。食品の大手輸入商社・片岡物産
(
http://www.godiva.co.jp/
)が日本の販売総代理店としてゴディバを日本
に紹介しました。その後のゴディバ人気はもう言うまでもないでしょう。
高級チョコの代名詞として、百貨店に君臨し、高い人気を集めています。
レオニダスを日本で展開しているのは、やはり食品輸入商社の宝グループ
(
http://www.tskk.co.jp/
)。99年に開いた東京・渋谷店を皮切りにショッ
プの数を増やし、東京にはいま5つのレオニダスショップが誕生しています。
黄色を基調にした明るい店、1個100円強の価格はベルギーチョコとしては
値ごろ感がありますね。
ゴディバはベルギー王室御用達のチョコレートとして知られていますが、
このほかにも王室御用達のブランドはあります。1919年に創業したマリー
(
http://www.mary.be/
)、1883年創業の板チョコの老舗・コートドール、
1913年創業のヴィタメール(
http://www.wittamer.com/
)などがそうです。
ヴィタメールは90年から日本にもお目見えしました。日本でヴィタメール
の展開を手掛けているのは、ケーキショップ・アンテノールで知られる神戸
の菓子メーカー・エーデルワイス(
http://www.edelweiss.co.jp/wittamer/
)。
紅茶やバターケーキ、チョコレートケーキなど、チョコレート以外の商品が
充実しているのもヴィタメールの魅力でしょう。
●○● 新興勢力と老舗の競合がベルギーチョコの質を高める ●○●
ベルギーでは、老舗だけではなく、いま活躍中のショコラティエ(チョコ
レート職人)の手によって生み出されるチョコレートも国際的に高い評価を
受けています。
その中から代表的なものを紹介すると、ピエール・マルコリーニ
(
http://www.pierremarcolini.com/
)が挙げられます。1964年生まれの
若きショコラティエ、マルコリーニは、パリのフォションやヴィタメール
などの一流店で修行を積んだ後、94年に独立しました。現在ベルギー国内に
マルコリーニのショップは7店。今もっとも注目を集めているショコラティエ
の1人です。ベルギーではこうした新興勢力の活躍が、品質の維持・向上に
うまく作用しているのです。
マルコリーニは日本にも2001年に上陸を果たしました。銀座のピエール
マルコリーニショップでは、チョコレートだけではなく、チョコレートを
使ったデザートやドリンク類も楽しめます。
日本で手に入るベルギーのおいしいチョコレートはまだまだあります。
1909年に創業した老舗のブリュイエール(
http://www.bruyerre.co.jp/
)、
貝殻チョコレートで名を馳せたギリアン(
http://www.euro-inter.co.jp/guylian/main.html
)…。
ベルギー勢力の活躍はまだまだ続きそうです。
プロが使う原料チョコメーカー、カレボー(
http://www.callebaut.be/
)
の存在も見逃すことはできません。ベルギーのチョコレートのなんと7割が
このカレボー社製のチョコレートを使っているとか。お菓子材料の専門店や
ネットでも手に入るカレボーのチョコレートを使ってプラリネ作りに挑戦し、
一流ショコラティエの味に挑戦して、彼に捧げるのも面白いのでは?
もちろん、ベルギーのみならず日本産のチョコレートも実力派揃いです。
日本独自のおいしいチョコレートショップも本当に増えてきました。自分の
好みに合うチョコレートをじっくり見つけて、バレンタインデーに備えたい
ものですね。
文責:三田村蕗子
■□■□■□■□ クリ−ミーレポート by nakazawa □■□■□■□■
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