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毎回、カリフォルニアを中心にアメリカの生活の中で見つけた耳より情報をお届けします。レストランやフードに関する生活情報はもちろん、オシャレなグッズやトレンド情報も満載です。
<プロフィール>
19年前単身アメリカに渡り、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校芸術学部を卒業。その後、マルチメディアの会社でグラフィックデザイナー/アートディレクターとして勤務。現在はアメリカで会社「Studio Y」を設立、イラストレーター/グラフィックデザイナーとして活躍中。
サンパウ病院→
※バルセロナっこの心意気を建物に感じる。
スペインを代表する建築家、ガウディの作品の中でもサクラダ・ファミリア はあまりにも有名ですがこの建物が実際これほど壮大なものだとは想像出来ませんでした。写真では何度も見た事のある建物ですがそれを目の前にした時の押し寄せる様な感動はバルセロナの人々が長い年月をかけてこの建物に注いで来た情熱が作り上げた磁場のせいなのかも知れません。
世界中の人々がわざわざこの地中海沿岸の小さな街に足を運ぶのが納得できる程素晴らしい建造物の数々がバルセロナ中に点在しています。サグラダ・ファミリアから程近い所にあるサン・パウ病院もその一つです。銀行家パウの遺産を元に作られたというこの病院はドメニク・イ・モンタールという建築家の代表作でまるで邸宅の様なとても美しい建物です。ただ美しいだけでなく、現在も病院として使われている所も素晴らしい!バルセロナにある歴史的な建造物は歴史上のものではなく、現在も使われ、生きている所が本当にバルセロナらしく、素敵だなと思いました。
※ガウディの芸術性と機能性を兼ね備えた作品に
彼のやさしさとロマンスを感じ、感動!
カサ・バトリョはガウディの円熟期の作品と言われる個人邸宅の増改築作品です。今までは内部は一般公開されていませんでしたが、今年は改築100年記念と言う事で公開していたので入る事が出来ました。この建物は有名な建築家の建造物が並ぶグラシア通りという大通りに面しているのですが、なかでもこの建物の美しさは際立っていました。独創的な外観は地中海を表現したそうです。 外観もさながら、この建物の内部が素晴らしかった!この作品を体感した事によりガウディという一人の建築家が素晴らしい芸術家であると共にユーザーの事を考えられる素晴らしいプロの建築家である事を実感しました。
内部は100年前に作られたと思えない程快適な空間が広がっていました。例えば、天井に作られた天窓は吹き抜けになっていてどの階からも自然光が取り入れられる様になっています。吹き抜けに面した窓は下の階に行く程(つまり天窓に遠くなる程)大きくなっていてもっと光を取り入れられる様に工夫されています。かわった形の8本の煙突はどこから風が吹いて来ても煙を遮らない様に工夫されています。また地中海をイメージしただけあって、内装部はブルーを基調に装飾されているのですが上に行く程濃いブルーのタイルを使用し距離感をだし、海底を表現しています。うねりの入ったガラス越しに見るタイルは本当に海の底の様でした。鉄で丈夫に作られた手すりも海の波の様に美しく曲線を描いています、そして手触りが優しくなる様にそれをさらに木でくるんでいる所など随所にガウディの繊細さやさしさが現れています。当時では画期的なランドリールームなど彼の斬新なアイデアと思いやりにあふれた素晴らしい作品でした。この他にも紹介しきれなかった素晴らしい場所がたくさんありました。とにかくおいしくて、素敵な街バルセロナの8日間を満喫した旅でした。
↑サクラダファミリア
↑建設中のサクラダファミリアの装飾
↑美しい吹き抜け
←カサ・バトリョの外観(左)と
貝を連想させる天井(右上)、海底を思わせる吹き抜けの柵(右下)
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