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ブラジル三大祭りの一つ、ベレンで開催される“ナザレ大祭”とコーヒーの風味を生かしたアントルメコラム

ブラジル三大祭りの一つ、ベレンで開催される“ナザレ大祭”とコーヒーの風味を生かしたアントルメ ブラジル三大祭りの一つ、ベレンで開催される“ナザレ大祭”とコーヒーの風味を生かしたアントルメイラスト
ドリム クリム、ブラジルにお祭りを見に行かない?
クリム あ、リオのカーニバルでしょ。
ドリム 残念でした。あれは2月。
10月はナザレのお祭りよ。
クリム 僕たちも行っていいの?
ドリム うん、カトリック以外の観光客もいっぱいでね、
あちこちでダンスとかお芝居もやっていて
盛大なお祭りなんだって。
クリム へええ、楽しそう。じゃ、今回は…。
ドリム 決まりね!
ペロン、ナザレのお祭りに連れていってね。
ペロン ワン、ワン、ワン。

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ブラジル三大祭りの一つ、ベレンで開催される“ナザレ大祭”
●世界屈指の聖母崇拝のお祭り
 ブラジル三大祭りの一つとされるのが、毎年10月の第2日曜日から15日間、ブラジル北部のバラー州、ベレンで開催されるナザレ大祭(シリオ・デ・ナザレ)です。
 1700年頃に始まったとされるこのお祭りでは、ブラジル各地で聖女ナザレにお祈りをし願いがかなえられたという人々がお礼参りにベレンのナザレ教会に集まります。
 カトリック教徒以外の観光客も多く、ナザレ大祭に集まる人の数はなんと約300万人にもおよぶとか。大変なにぎわいのお祭りですね。世界には、聖母崇拝の祭典が数多くありますが、集まる教徒たちの数やにぎわいでは間違いなくトップクラスといえます。
 ここで、ナザレ教会にまつわる伝説を紹介しましょう。ある男が水路の中に落ちていた聖母像を見つけ、家に持ち帰りますが、ふと気が付くと聖母像が見あたりません。なんと、聖母像は水路にまた戻っていました。
 男はまた家に持ち帰るのですが、何度やってもまた聖母像は水路に逆戻り。そこで、男は聖母像が還っていく場所に礼拝堂を建てました。すると。噂を聞きつけた参拝者が数多く集まるようになり、だんだんその数が増えていきましたー。この礼拝堂が現在のナザレ大聖堂へと発展していったのです。
聖母像の船下り
 ナザレ大祭が始まる1週間も前から、街はすっかりお祭り気分に包まれます。町中が色とりどりに飾り付けされ、お芝居も始まり、「気分はもうナザレ祭」。そして各地からたくさんの人々がベレンの街にやってきます。
 10月第2週末の金曜になると、いよいよ聖母像の登場です。聖母像が登場するのはこの時期だけとあって、姿が見えると熱気が一気に高まります。聖母像はまず車に載せられてベレン郊外のアナニンデウアへ、土曜には今度は船に乗せられ、ベレンの街に舞い戻ります。
 聖母像の船下りには、カトリック教徒たちが思い思いに飾り付けた巡礼船で併走し、その数は数百隻にも達します。この迫力満点の光景を見るために、観光客向けの巡礼船も出ているのはうれしい限り。「聖母像の旅」が楽しさに満ちているのは、いかにも陽気な国、ブラジルですね。
 ベレンの街に到着した聖母像はオートバイの行列に守られながら、いよいよナザレの聖堂へ。わずか5キロの距離を5〜6時間もかけてゆっくりと運ばれます。
 聖母像が見えてくると、沿道に集まった人々はもう大興奮。紙吹雪が舞い、手を合わせて祈り始める人、聖母像にすがりつこうとする人、歌い始める人、踊り出す人。みなさまざまな形で聖母像をたたえるのだそうです。
 祭の後、人々はバラー州の名物料理を食べるのがお約束。バラー州政府観光局のサイトには、ナザレ大祭はもちろんのこと、地元の人々が愛してやまないマニソバやパト・ノ・トゥクピーを始めとする、バラー州の個性あふれる料理がたくさん紹介されています。
 また、駐日ブラジル大使館の日本語ページでは、詳細な観光パンフレットがダウンロードできるようになっています、一度のぞいてみてはいかがでしょう?ブラジルの魅力がたっぷり詰まっています。
世界最大のコーヒー産地の味をお菓子に
 ブラジルのは名産品はたくさんありますが、コーヒーはその代表格。ブラジルは150年以上も、世界最大のコーヒー生産国であり輸出国であり続けています。
 そこで、今回、吉田先生には、コーヒーの風味を生かしたケーキを作っていただきました。コーヒー入りのスポンジケーキ「ジェノワーズ・オ・カフェ」を焼き、コーヒー風味のバタークリーム「クレーム・オ・ブール・カフェ」であしらったケーキは、甘いお菓子がちょっと苦手という人にもうれしい大人の味です。
 ブラジルは生産国であると同時に、アメリカに次ぐ世界第2位のコーヒー消費国でもあります。コーヒーに目がないブラジル人にも愛されるケーキではないでしょうか。