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ドリム
そろそろ
梅雨入りね。こんな時は、気分がぱーっと楽しくなるところに行ってみたいな。
クリム
だったらポルトガルのポルトだよ。
TVで見たんだ。聖ジョアン祭っていうお祭りがあって、町中の人がおもちゃのトンカチでポコポコたたきあってすっごく盛り上がってたよ。
ドリム
すごーい。私もやってみたい。じゃあ、今月は…。
クリム
うん、ポルトへGO!だね。ペロンよろしく。
ペロン
ワン、ワン。
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1年で一番、ポルトが盛り上がる
ポルト
という都市名は知らなくても、ポルトワイン、あるいはポートワインなら知っているという人は多いのではないでしょうか。ポルトガル北部の都市ポルトはポルトガルの名産品の一つであるポートワインの産地であり、ポルトガルの国名の由来ともなった由緒正しい都市です。
歴史地区が世界遺産に認定されているポルトは、毎年6月23、24日に1年で一番活気づきます。この時期、ポルトガルは各地で同様のお祭りが開かれるのですが、知名度やにぎわい度では聖人ジョアン祭はトップクラス。ポルトの守護神とされるジョアンを祭り、全国から集まる巡礼者や各国から訪れる観光客で街は大変な盛り上がりを見せるのです。
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街がイワシとニンニクの香りに包まれる
このお祭りのシンボルになっているのがにんにくとイワシ。まず、にんにくがどんな風に祭で使われているかといえば‥。花がついた、茎の長いにんにくの球根を街ですれ違う人たちの鼻の下にこすりつけていきます。知り合いであろうと、その日はじめて会う人であろうとお構いなし。イワシの塩焼きはこのお祭りに欠かせない料理です。仮設レストランで香ばしく焼かれたイワシをほおばり、ワインを飲み、みな夜まで騒いで過ごします。
もう一つの楽しい光景が、プラスチック製の痛くないトンカチで道行く人が互いに相手の頭をたたき合うというもの。このトンカチは店や道端で売られているので、誰もが気軽に購入できるとか。老若男女、肩書きや年齢に関係なく、誰もが子どもに帰ってトンカチでピコピコとたたきあうなんて、想像しただけでも楽しくなりますね。普段はどちらかといえばおとなしく控えめ、夜も早くに休んでしまうポルトガルの人々が、解放されたかのように陽気に楽しく盛り上がるのが聖ジョアン祭の日なのです。
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カステラの原型とされるお菓子を食べよう
ポルトガルといえば、日本の菓子の歴史に多大な影響を与えた国。カステラの原型と見られているお菓子もあります。それが、今回吉田先生に作っていただいたパン・デ・ローです。カステラの由来については、
「カステラ文化誌」
のサイトに詳しく出ているのでぜひ見てみてください。
ケーキ名にある「ロー」とは、実は日本語にもなっている織物の「呂」のこと。パン・デ・ローは、そのふわふわとした「呂」のような形状から「呂のようなパン」を意味するお菓子です。卵黄をたっぷりと使い、中をとろとろと半熟状に焼き上げたその仕上がりは、いま日本で作られているカステラとはまったく別物ですが、素朴で家庭的な味と食感は「ポルトガルらしさ」にあふれています。
このパン・デ・ローは、復活祭のときに守護聖人へのお供えものとして焼かれる伝統的なお菓子。南蛮菓子が日本に上陸した遙か遠い時代に思いをはせながら、ぜひともチャレンジしてみてください。
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