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ドリム
クレオパトラって本当に絶世の美人だったのかな?
クリム
そう言われているんでしょ?
ドリム
ううん。いろいろな説があるんだって。
クリム
よーし、じゃあ、直に見に行こうよ。
ペロン、今回は古代エジプトだよ!。
ペロン
ワン、ワン。
●
絶世の美女説は本当?
世界三大美女の一人、クレオパトラ(紀元前69〜同30年)は古代エジプト・プトレマイオス朝最後の女王です。なぜ絶世の美女とうたわれるようになったのか。それは、17世紀のフランスの哲学者パスカルが著書「パンセ」の中で、彼女の美しさをこう著したからです。「クレオパトラの鼻、それがもう少し低かったら、大地の全表面は変わっていたであろう」
もっとも、クレオパトラ美人説には異論も多く、帝政ローマの著述家・プルターク(46〜128年)は「プルターク英雄伝」で、彼女を「実際の美しさ自体はなにびとにも比べがたいとか、その美しさにうたれずに彼女を見ることができないというほどに著しいものではない」と記しました。
彼女の彫像はいくつか残されているものの、どれも本当の姿ではないとされていますから、クレオパトラの真実の顔は偉大なるミステリーのままです。
しかし、彼女が帝政ローマ最大の軍人であるカエサル(シーザー)の愛人となり、彼の後ろ盾でエジプトを統治し、彼が暗殺された後はやはり帝政ローマの軍人、アントニウス(アントニー)と結婚したことは歴史が証明しています。二人の英雄を虜にして激動の時代を生きたクレオパトラ。大変な魅力の持ち主であったことは間違いありません。
そんな彼女の波乱に富んだ人生は映画の題材としてうってつけだからでしょう。たくさんの映画が作られています。古くは
「クレオパトラ」
から、パロディタッチの
「ミッション・クレオパトラ」
まで。クレオパトラの魅力を知るには最適の資料です。
●
バラで埋め尽くされた生活
彼女は熱狂的なバラ好きとしても有名です。カエサルとアントニウスを迎える際には、宮殿をバラの花びらで敷き詰めた、寝室にもバラの花を高く敷き詰め眠った、お風呂にバラの花びらを浮かべ、バラの花から抽出した精油を入れた、金よりも高いバラ香水を愛用した等など、エピソードには事欠きません。
彼女が好んだバラとされるのが、ブルガリア原産のダマスクローズ。薫り高いピンクの花弁の美しいバラです。バラ以外にも、彼女が愛したとされるモノはたくさんあります。真珠の粉、塩、蜂蜜、アロエ、ヘナ(染色剤)、オリーブオイル…。クレオパトラの美しさにあやかろうということでしょうか。そのものズバリ、「クレオパトラ」という名称の石鹸やヘアケア製品も発売され、人気を得ています。
残念ながら、今回吉田先生に作っていただいたバラのバヴァロアを食べた─というエピソードは残されていませんが、バラを何よりも愛した彼女のこと。バラの魅力を生かしたデザートを食べていたことは十分に考えられます。ゴージャスな魅力の夏のデザートを食べれば、彼女の魅力に一歩でも近づけそう、そんな気がしますね。
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