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●その昔、ショートケーキは高級品だった!
ショートケーキは、誕生以来、高い人気を保ち続けているケーキの定番ですが、その昔は高級品の代名詞でもありました。
いまから約50年前、1951年に製作された小津安二郎監督の映画「麦秋」(
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009RQXK0
)には、主人公の原節子が千疋屋(
http://www.sembikiya.co.jp/
)でショートケーキを買ってくるシーンが登場します。値段を聞かれた原節子はこう答えていました。「900円よ」と。
当時の大卒の初任給は約500円、映画の入場料は80円でしたから、いかにショートケーキが庶民には手が届かない超高級品だったことがおわかりいただけるでしょう。ショートケーキの生みの親である不二家(
http://www.fujiya-peko.co.jp/
)や、高級果物と果物をアレンジしたケーキを扱う千疋屋もまた、敷居の高いお店だったのです。
ショートケーキが高級品から庶民に手が届くケーキへと変わったのは、スポンジケーキの保存技術が上がったことはもちろんのこと、イチゴの収穫期間が伸びて、収穫量が爆発的に増えたからです。日本のイチゴのほとんどは、新宿御苑の責任者だった福羽逸人博士がフランスの品種を改良して創り出した「福羽イチゴ」をルーツとしていますが、ケーキにもっとも使用されるのは、「女峰」。大振りで見栄えが良く、日持ちがするのが重宝される理由だとか。
でも、ご家庭でショートケーキを作るときは、「女峰」だけでなく、最近主流の「豊の香」のほか、「とちおとめ」「あまおう」を使ってもOK。いろいろなイチゴを使ってバリエーションを楽しんではいかがでしょう。
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